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'01.08 No.04
K.S.A.インターナショナルはアロマテラピー業界参入10周年、ゼフィールブランド誕生1周年を迎えることができました。あらためてお取り引きいただいている皆さまに御礼申し上げるとともに、今後とも末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
最近注目されているニュージーランドのマヌーカ精油を取り寄せました。アロマトピアにも掲載され、真菌などの対策に使われています。主な成分はレプトスペルモン、イソレプトスペルモンなど。
精油を少量で種類を揃えたい方に、通常2ml（高額な精油は0.5mlまたは1ml）で30種類および60種類のサンプルキット販売をはじめました。スクールなどで教えている講師の方々のご希望に合わせて精油が選べるので無駄が出ません。種類を選んでいただければすぐにお見積りいたします。注文してからの生産となるので納期は1ヶ月程度かかる場合があります。詳細はお問い合わせください。
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今お使いいただいているエッセンシャルオイルの10mlビンと同じシリーズの30ml、50ml、100mlを取りそろえました。また、それに合うアトマイザー(スプレー)とドロップポンプも用意いたしております。1回の出る量は約0.2mlで誤差も小さくしっかりしています。もちろん既存の10mlビンにも使えるので付け替えも簡単で経済的です。10mlで使っているドロッパー付のふたも各々のビンに合うので用途別にお使いになれます。ビン1ケースと合わせて購入されるとさらにお得です。お問い合わせください。
また、芳香蒸留水やベジタブルオイルに使っている遮光ペットボトル(100ml〜1リットルサイズ)のためのワンタッチキャップも取りそろえました。取り出す量の調節も簡単に出来てとても便利になっています。
別名ターメリックとも言い、根茎を乾燥させた粉末はカレー粉やインド料理には欠かせないもので香味付けや色付けに用いられます。繊維染料としても使われ、南〜東南アジアで金色の染料としてよく使われています。漢方でもウコンは有名で肩こりや生理痛などに使われています。
最近の研究からウコンには肝臓内に蓄積された毒素を減らす作用があることが分かっています。昔から、お酒を飲みすぎたときにウコンを飲むと二日酔いが抑えられると言われています。また、脂肪の代謝（燃焼）を助ける作用があり、減量時の補助食品または生薬としても知られています。
ウコンのエッセンシャルオイルに含まれている成分にはツルメロン、ジンギベレンなどがあります。神経毒性と流産を引き起こす作用があるので子供と妊婦には使用できません。
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*:フレグランスジャーナル社発行 アロマテラピー大全より引用
近年中国産の商品があちこち生活必需品などでも定着するようになりました。政府が発動したセーフガードのためでしょうか、最近は特に話題になっているようです。食品業界のみならず繊維業界、パソコン業界などが大規模に中国に進出しています。一昔前は「made in China」と聞くと品質のイメージは良くありませんでしたが、今では変わってきているように思えます。
実はアロマテラピー業界も無関係ではありません。近年中国ではユーカリ（特にグロブルス種）やラバンジン（主にグロッソ）の栽培が多くなり、最近ではティートリーの栽培が行われているとのことです。それは決して悪いことではなく、その精油がフランスアロマテラピーとしてふさわしい物かを十分に見極めた上で、もし良い物であれば取り入れるべき物と思います。何も全てがフランス産でなければならないということではないと思います。その土地に合い、その精油が使用目的に合っているか(規格基準に合っているか)、管理体制がどうなっているかなどをきっちり調べた上で納得できる物であればの話しです。現にフランスアロマテラピーではレユニオン産のゼラニウムと中国産のゼラニウムの両方を取り入れています。コストの面から見れば中国産のゼラニウムは安価ですが、レユニオン産のゼラニウムに劣っているというわけではありません。それぞれに良い点があるのでフランスアロマテラピーで用いられています。
問い合わせの中で「そちらの精油は安いので信用ができない」と言われたことがあります。値段で精油の価値が決められてしまうのでしょうか？そんなことであれば分析表もいらない、ましてや第三者の分析表も全く無意味になってしまいます。おそらく相場から少しずれているから信用できないと思われたのでしょう。
ラベンダーを例にして、当社のラベンダーは仏AOCグレードおよび野生を現地で購入して日本で3000円前後で提供しています。野生でもなくAOCでもない、一般に栽培されているラベンダー精油はかなり安価で仕入れられます。にもかかわらず日本で販売されているグレードのない(野生、AOCではない)ラベンダー精油の相場は当社とほぼ同額という、なんとも不思議な価格設定だと思いませんか？
いずれにしても原産地や価格、見栄えで精油の良し悪しが全てだと考えるより、その植物の特性や精油の中身を知るほうが賢い選択だと思います。
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暑いときに一番気になるのが嫌な汗の臭いや足の臭いではないでしょうか？これを取り除いて爽やかに過ごしたいものです。次に紹介する手作りのシルクパウダーとデオドラントスプレーはそんな悩みを解決してくれます。肌がベトつかず、サラサラ感が長続きします。
用意するもの
・茶こし(目の細かいふるい)
・棒(すり鉢に使うようなもの)
・容器
・カオリン 大さじ2
・ディスペール 小さじ1
・エッセンシャルオイル 30滴(お好みで量を変えても可)
@ふるい器にカオリンを少しずつ入れ、棒で強制的にこし、2回繰り返します。
Aディスペールにエッセンシャルオイルを入れたものをアトマイザー(スプレー)容器の中に入れて、よく振ります。ふるいにかけたカオリンにアトマイザーでまんべんなく振りかけます。一晩そのままにしておきます。
B一晩置いたものをもう一度@と同じように繰り返し、容器に入れて出来上がり！
用意するもの
・アトマイザー容器
・コップ
・容器
・精製水 180ml
・ディスペール 小さじ1
・エッセンシャルオイル 10滴(お好みで量を変えても可)
@コップの中にディスペールを入れ、その中にエッセンシャルオイルをおとし、よく馴染ませます。
Aよく馴染んだら精製水を注いでよく混ぜ、アトマイザー容器に移し変えれば完成です。
例えば、足の臭いや脇の臭いなど気になるところに、それに見合ったエッセンシャルオイルを使うことでより効果的に発揮できると思います。
使い方はさまざまで、お風呂上りにデオドラントスプレーをつけてさらにシルクパウダーをつけたり、または仕事場で暑い時にちょっとつけたりすると、エッセンシャルオイルの香りで気分もリフレッシュでき、仕事も楽しくはかどることでしょう！
セイヨウサンザシウォーター
Crataegus oxyacantha |
セイヨウサンザシ（別名：ホーソーン）は10mくらいまでになるバラ科の木で、わが国ではあまり知られていないことから薬用として使うことはほとんどありません。ヨーロッパでは強心、利尿、消化不良、下痢などの民間療法として用いられています。
セイヨウサンザシには血管拡張作用があるので心臓および血液循環の強壮薬として用いられています。また、研究報告によると果実は動脈硬化や腎臓疾患による高血圧を下げ、花は老化した心臓や弁膜症の患者を著しく改善させる効果があると発表しています。
セイヨウサンザシの成分にはフラボノイド、サポニン、プロシアニジン、トリメチルアミンなどが含まれています。
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Ｑ．フローラルウォーターと芳香蒸留水の違いは？
Ａ． フローラルウォーターは直訳すると『花(植物)の水』『花(植物)に似た水』です。つまり花や植物の香りがする水であればフローラルウォーターといえます。例えば精油を大量の水に数日かけて強制的に混ぜたり（賢い人は乳化剤で簡単に撹拌）したものでもフローラルウォーターといえます。
芳香蒸留水は(芳香)植物を蒸留して得られた水のことをいい、花や植物の香りがするのでフローラルウォーターともいえますが、先に述べた精油を水に混ぜた物ではありません。Hydrolat(イドロラ)は芳香蒸留水の中でも厳しく定められた基準のもとで蒸留するものです。
つまりフローラルウォーターは花や植物のような香りがする水の総称で、芳香蒸留水は蒸留釜で植物を蒸留して得られた水をいいます。フローラルウォーターしか記載されていないものは、果たして蒸留して作られたものなのか、どのようにして作られたものなのかが分からないのが欠点と言えます。
Ｑ．ベジタブルオイルはどのように抽出するのか？
Ａ． ベジタブルオイルの抽出方法の大多数は圧搾法といっていいでしょう。大手企業のサラダ油などはさらに脱色脱臭など精製したりして多くの工程を経て完成しますが、有効な成分もかなり損なわれてしまいます。成分が損なわれない方法には一番搾りの冷圧搾法があります。冷圧搾というのは基本的には常温をさしますが、特に決まりがなく、50℃や70℃でも冷圧搾であるということがありますので詳しいことはメーカーに問い合わせたほうがいいでしょう。
植物油を得るのに圧搾法では抽出できない、もしくは抽出率が非常に悪いものもあります。例えばグレープシードやローズヒップ（マスクローズ）がその部類に入ります。圧搾法で採取できないことはありませんが、採取できてもほんのわずかで商業としての製品とはなり得ません。ではどのように採油するのかというと溶剤（ソルベント）で抽出します。溶剤抽出と聞いて人体に悪いと想像する人も多いでしょう。確かに人体に危険をおかす溶剤を使用していれば問題ですが、普通は食品に使われる溶剤を使用しています。これも気になるのであればメーカーに問い合わせたほうが良いでしょう。しかし、販売する側での多くはなぜか抽出方法に溶剤抽出とは記載せず、特に抽出方法にふれない、常温搾りと記載、冷圧搾法と記載しているところまであります。常温搾りは曖昧な表現であり、どちらかというと圧搾法にとらえられる表現方法と感じられます。先に述べたように圧搾法では商業としての製品は不可能です。厳しい目で疑問点や曖昧な点があれば、きちっと確認を取ったほうが良いでしょう。
ビタミンはいったい何種類？
皆さんが良く知っているビタミン、一度は『一体ビタミンっていくつあるんだろう？ビタミンA･B1･B2･B3？･･･B3ってあったっけ？』など、考えたことがないでしょうか？
ビタミンの発見は脚気（かっけ）の研究からでした。発見した物質が、化学的に「アミン」と呼ばれるものだったので、「ビタミン Vitamin」、すなわち「生命 Vita」に必要な「アミン amine」という意味の名が付けられたのです。辞書でビタミンを引くと、「ビタミンとは、生物が正常な生理機能を営むために、その必要量は微量であるが、自分ではそれを生成、合成できず、他の天然物から栄養素として取り入れなければならない一群の有機化合物である」と述べられています。
ビタミンは下に示した表の通り、現在では13種類がいわゆるビタミン物質として認められています。サプリメントなどに凝っている方はおそらく『もっと他にもビタミンFやB13、Pなどまだまだあるよ』と思うかもしれませんが、これらはビタミンに似ているまたはビタミンの補助物質であり、ビタミンと呼ぶには足らず、ビタミン様物質と位置付けられています。以前はビタミンとして認められていたものですが、研究が進むに連れビタミンとは少し違うことが分かってきました。また、ビタミンはアルファベット順で命名されてきましたが、同じく研究の結果ビタミンではないと分かったものが出て削除されているものもあります。
ビタミンは通称名なので別に化学名があります。アスコルビン酸と聞いてこれはビタミンCであるとはピンとこないでしょう。これらは同じ物質なのですが、例えば食品には成分の表示がありますが、その中によくビタミンCやEが含まれていることがあります。ほとんどがビタミンCもしくはビタミンEと表示し、まず「アスコルビン酸」や「トコフェロール」とは表示しないでしょう。というのは化学名だと馴染みがない、化学名だとイメージが良くないと言うのがあるからだと思います。同じ物であってもビタミン○と書かれたほうが健康に良いというイメージがあり、化学名を知らずに化学名で記載されていたら健康に良くないイメージが先行すると思います。ビタミン○と名の付いていないビタミンもあると言うことをぜひ知ってください。
| 通称名 | 化学名 |
| ビタミンA | レチノール |
| ビタミンD | カルシフェロール |
| ビタミンE | トコフェロール |
| ビタミンK | フィロキノン |
| ビタミンB1 | サイアミン |
| ビタミンB2 | リボフラビン |
| ビタミンB6 | ビリドキシン |
| ビタミンB12 | コパラミン |
| ビタミンC | アスコルビン酸 |
| ニコチン酸 | ナイアシン |
| パントテン酸 | パントテン酸 |
| ビオチン | ビオチン |
| 葉酸 | プロテイルグルタミン酸 |
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